NO20: 火をともす「マッチとライター」
出来るだけ簡単に煙草に火を付けたい。それは愛煙家にとって長年の夢だったに違い有りません。
1827年 マッチ (イギリス)
1903年 発火石考案によりライターの原型誕生(オーストラリア)
1920年 オイルライター (ドイツ)
1946年 ガスライター (フランス)
今は当たり前の様に使われているライターも煙草に比べると歴史は浅いようです。
太古の時代の点火方法は木をこすり合わせるか、石をたたき合わせることで、
その火花をワラのような燃えやすい干し草に飛ばし点火させる物。
そのうち鉄器時代に入り黄鉄鋼がより火花が出やすい事に気づきます。
そこから18世紀まで数世紀に渡って黄鉄鋼による初期点火が主に行われていました。
物理、科学の進歩で1827年マッチができ、1903年擦るとよりたくさんの火花を散らす
セリウムと鉄の合金の発見によりオイルライターの基本形が出来あがります。
そしてガスライターと一気に進化をたどりました。
主なライター製造会社
フラミドール 1912年
イムコ 1918年
ランセル 1928年
ロンソン 1928年
ジッポー 1933年
ビッグ 1946年
何か歴史っぽくなってしまいました。
今、当たり前のように使っているライターですが、以前は外出中に煙草を喫うことは大変だったようです。
「喫煙は兵士の心を慰めたのか戦争は兵器だけでなくライターも進化させた」
といわれます。戦争のたびにライターはより良くなっていったようです。
今はやりの内燃式ライターは英語(NAINEN)にもなっており、日本の新技術が生み出した傑作です。
手元に火縄ライターが有ります。これは15世紀に使われた物のレプリカで、今でも発売されています。
これからこれで昔の人を偲んで、一服しま〜〜す。
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NO19;「煙草税」の事実を知ってください!
煙草の税負担は消費税を含めると6割にものぼります。
これは国内でも、もっとも税負担が重い商品です。
それにたばこ税は、すでに年間2兆2866億円も財政に貢献しています。
高負担税物品の税負担率比較
消費税 税率
煙草 4.8% 56.6% 61.4%
ガソリン 4.8% 52.9% 57.7%
ビール 4.8% 38.4% 43.2%
(一般商品 4.8% 0%)
煙草に係わる税は過去5年間で2度も増税されており、その負担は多くの愛煙家の肩にのしかかりました。
たばこ税をさらに引き上げよう、と言う動きには疑問を感じます。
煙草は全国で3000万人を越える人に愛用されている大人の嗜好品です。
たばこ税増税に反対して下さる方は是非下記のURLにアクセスして
増税反対署名にご協力下さい。
(署名は二十歳以上のかたを対象とさせて頂いております)
http://tobacco-zei.com
取り急ぎですがJT他、各外国会社、全国たばこ販売組合、全国たばこ耕作組合より、
署名の協力依頼が有りました。
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NO18: [FT」と煙草
モータースポーツと煙草はつき合いが深いものです。お金の掛かる競技で、
中でも「FT」は飛び抜けています。
ドライバーの契約料2.30億円、ハイテク化の進んだマシンやエンジンの開発、
年間何十回と行われるテスト等々。年間兆を超えるお金が1チームに掛かります。
これだけ高額の運営費をカバー出来る企業は世界中で数えるほどです。
その中の数社が煙草メーカーです。
でも数年前からの禁煙の波で宣伝広告が難しくなりどんどん減っていきました。
ここで有名なチームと煙草をあげておきたいと思います。
マールボロ マクラーレン・フエラーリ
マイルドセブン ベネトン・ルノー
J.P.S ロータス
キャメル ウイリアムス・ロータス
ジタン リジエ
ラッキーストライク BARホンダ
ベンソン&ヘッジス ジョーダンホンダ(スポット)
キャビン 片山 右京(個人スポンサー)
こんな物しか思い出せません。もっとご存じの方、教えてください。
私のF1は、セナ様の死去で終わっているので後半はうやむやです。
ついでに オートバイ世界選手権
マールボロ ヤマハ
ラッキーストライク スズキ
ロスマンズ ホンダ
おまけに
ル・マン24
ロスマンズ ポルシエ
シルクカット ジャガー
パリ・ダカ
ロスマンズ 三菱パジェロ
キャメル プジョー・シトロエン
F1・アメリカインディーカーレーサー・エマーソンフイッツバルディーの言葉
「俺を育てたのはマールボロだ」
それにしても、そんなにお金が有るんだったら、煙草をもっと安くしてて!!!!!。
JTさんがF1に落とす金額は〇兆円。フー
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NO17; 紙巻き煙草の解体
紙巻き煙草は「煙草の葉」「フイルター」「巻紙」で構成されています。
そして「香料」「フイルターチップ」「インク」「ノリ」こんな物でしょうか。
ここで一つずつ解説。
「煙草の葉」
乾燥した葉たばこを刻んだ物ですが、銘柄によって様々な種類の違う葉を
ブレンドしています。
刻みの幅や長さ、巻きの刻みの量などによって、味に微妙な違いがでま
す。そして吸い易さ、吸いにくさ等もでるので程良く作るために最新の注意
が払われているようです。
刻み幅 約0.7〜0.9o
刻みの長さ 約5o〜2p
巻きの量 1本あたり 0.7〜0.8c
1pあたり0.1cが標準
「フイルター」
フイルターは煙草の葉が口に入るのを防ぐだけでなく、煙を濾過しニコチ
ンやタール等の成分を吸着させ喫味を軽くするために使われます。
又、口にくわえる部分なので変な味や匂いが無く清潔感の有ることが
条件です。
タイプとして
プレーン フイルター(1層)
デュアル フイルター(2層)
トリプル フイルター(3層)
リセスド フイルター(空洞)
フイルターには、今はほとんどアセテート繊維が使用されています。
吸い易さが有って適度にニコチン、タールを吸着させ、程良い煙草の味を
保つ為に、堅すぎず柔らかすぎず等々研究がされているようです。
「巻紙」
きざみ部分を巻いている紙を言います。
巻紙は中のきざみと同時進行で燃えていく必要が有ります。
無味無臭。又燃えた後の灰の色が白色で、きざみの灰を包んで崩れ
にくくする必要があります。
その条件を満たす巻紙として現在はほとんど「麻 100%」で作られて
います。
「香料」
香料(フレーバー)は大きく分けて2段階に分かれます。
第一香料
基礎的な香りづけをする物で主として「砂糖」が使われています。
第2香料
トップフレーバーとも呼ばれ各銘柄特有の香り付けがなされます。
バニラ、ラム、カカオ、チェリー、シナモン等々。
企業秘密の為、第2香料に関してはソースを証していない所が多いです。
「フイルターチップペーパー」
これは巻きの部分とフイルターを巻き付けている紙のことを言います。
白色、茶色等々。
又煙草を軽くするために微細な穴を開け、空気を入れて煙を薄める等の
工夫がなされています。
「インク」
巻紙やフイルターチップペーパーに銘柄名や数字が印刷されています。
煙草を燃やしたときに変な味や匂いが出ない物で、生理的な安全性の
元に食品添加物に指定されている物が使用されています。
「のり」
巻紙、フイルターチップペーパーにある「のりしろ」に使われています。
無味無臭、毒性が無く見栄えのいい物。
そして腐敗したりカビが出ない、接着が永く安定している物が選ばれて
います。
合成樹脂系の接着剤で食品添加物に指定されている、安全性の
高い「CMC」と言うのりが使われているそうです。
紙巻き煙草を全て分解してみました。
今度煙草を喫うとき眺めてください。そして火を付ける前に、ゆっくりと香料の匂い
その煙草特有の香りを確かめてください。
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NO16; 『紫煙』の粒子
煙草の先端からでる煙は非常に小さな粒子の集まりで出来ています。
その大きさは、
0.01ミクロン〜1ミクロン
(1oの1000分の1)
この小さな粒子は、短い波長の光だけを散乱させるため、紫や青い色に見えるのです。
これが煙草の煙が「紫煙」と呼ばれるゆえんです。
ところが、口から吐き出される煙は白色に見えます。
これは口の中の湿気などで大きくなった粒子が全ての波長の光を散乱させるため
、白く見えるのだそうです。
ちょっと気になっていたのですが、煙草により煙の色が違うと思ったことは有りませんか?
少し黄色っぽかったり、緑がかって見えたり・・・。目が悪いのかな・・・。
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NO15; JTのこだわり 「ゴールデン・バット」
1906年(明治39年)に発売された日本で1番の歴史を誇るタバコです。
始めは清、韓国に販路を拡張するつもりで中国人が吉兆とする「こうもり」がデザインされました。その輸出はすぐに廃止され国内用として製造された物です。
昭和15年戦争中は横文字が使えなかったため「きんし」と名前を変え昭和24年に今の「ゴールデンバット」に戻りました。
特徴
☆数少ない両切りタバコで細めです。
☆ラム酒のあっさりした味わい。甘くて苦くて素朴です。
☆銀紙ではなく唯一パラフィン紙で内部が包装されています。
☆葉組みは純国産のドメスティックブレンドです。
☆各葉の葉脈部分が多いため味にばらつきが有ります。
このタバコは戦後の包装形態をそのまま維持し、今に至っています。
歴史と味を低価格で提供し、決して廉価タバコとして扱っていない「JTの意地」と
「JTのこだわり」が見えます。いつまでも残って欲しい煙草ですね。
ゴールデンバット N;18 T;1.2 20本入り 110円
資料館参照
小話
ゴールデンバットのパッケージに英語で名前と喫味が印刷されました。
明治の人は当て字でこのように読んだという話が有ります。
GOLDEN BAT ←たぶんえーだろぉが(右から)
すうとマイルド→ Sweet&Mild(左から)
チョット笑い話でした。
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NO14; たばこ懸賞に応募しょう!!
最近煙草のバーコードやマークなどを何枚か張って懸賞に応募し
zippoライターやデジカメなどいろいろな物が当たるキャンペーンをよくやっています。
当たらないとあきらめないで出して見ましょう!!
懸賞GET名人に秘策を聞きました。
@開始直前に出す。
抽選が何回かに分かれている場合は最初が勝負。
@ソフト人気の銘柄ならboxで、BOX人気の銘柄なら
ソフトで出した方が確率が高い。
@新製品は確率がいい。
@売れていなそうな銘柄はチャンスと思え。
@一括大量応募がいい。
@複数の住所、電話番号を利用する。
名義借り?も有り。
こんな事を言っていました。でもそのためには人に頼んで煙草の応募部分を取っておいて
貰ったりしなくてはなりませんよね。
人気のZIPPO狙いの人はそれなりの努力をしているようですね。
当たる人はよく当たる。不思議なくらい。
他に秘策をお持ちの方、(内緒でしょうけど)いらっしゃいましたら是非教えてください。
ここを読んでいる数少ない人のために。(私も含めて)
★お得な情報
ZIPPO JAPANでは、定期的にZIPPOの保証書を利用した懸賞を行っています。
抽選とはなっていますが、これの当選率はほぼ100%でした。
筆者とその友人の場合、年末のカレンダーとZIPPOハンドブックは100%当たりました。
中には、締め切りの前に到着することもあるようです。
ZIPPOをお買いあげの方は応募してみてはいかがでしょうか?
@ミリタリー担当
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NO13; 死 を意味する 『デス』 煙草の謎
「死」 あまり気持ちのいい言葉では有りませんね。
でも「デス」シガレットは普通の紙巻き煙草です。そして、100%ナチュラルです。
リアルなどくろがトレードマークになっています。
1991年「ブラックユーモア」煙草として発売され、そのネーミングとパッケージデザイン
(当時はどくろが大写し)の刺激で話題騒然となりました。(イギリス発祥。アメリカブランド)
「デス」はGOTHIC(ゴシック調=中世=死の意)でもあるそうです。
「ブラック・デス」は元々はお酒(ウオッカ、テキーラ、ラム)のブランドで、
このお酒を飲んだ人が酔っぱらうと中世ヨーロッパで猛威を振るったペスト(黒死病)の症状に
似ていたことからあだ名された物が名前になりました。
国内販売のデス煙草
デス N;13r T;1.0r ¥320
デス・ライト N;6.0r T;0.6r ¥320
デス・メンソール N;13r T;1.0r ¥320
ブラック・デス N;14r T;0.9r ¥320
持っているだけで話題になる。そんな煙草です。
化学物質香料などいっさい使用していない為、辛目に感じるかも知れませんが、
味の解る人には受けがいいです。天然メンソール。最高!
発売元のHPはこちらから→
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No12; タバコの略称教えて!
タバコの銘柄を短縮して言うことが若い人(何時の時代も)の間で流行ります。
幾つかは耳にしていますが、下記以外で知ってる略称が有りましたら
掲示板に書き込んで教えてください。
※ブンタ セブンスター
※セッタ セブンスター
※マブンタ マイルドセブン
※マイセン マイルドセブン
※赤丸 マールボロ
※マルメン マールボロメンソール
※ショッポー ショートホープ
※ピー缶 ピース50本缶入り
※ヤニ タバコ
こんな所しか知りません。他に有りそうな気がして気になっていました。
どうかご協力を!
まぁ知ってどうって事は無いんですけどね。
at 2002 09/09 18:23 編集
皆さんに数多く情報を頂きました。ありがとうございます。
※パーメン パーラメントメンソール(izumidaさん)
※タンベ 煙草
※テッカリ マッチ
※ショップ ショートホープ(wetmauseさん)
※ヤニっ子 喫煙者
※ラーメン ラークメンソール
※P.M フイリップ・モリス(nekoyanagiさん)
※マルメラ マールボロメンソールライト
※赤ラー ラーク
※ラーマイ ラークマイルド
※ラッキメン ラッキーストライクメンソール
※ハイラ ハイライト(primelさん)
後、「ライト」を語尾に付けた物等。
本当にありがとうございます。又何か有りましたら教えてください。この略称をそのうち整理しますね。
※雪駄・セッタ セブンスター
(雪駄=ゾウリ やっちゃん系では「ぞうり買ってこい!」
何て言い方も。(tokkaekさん)
※セタメン セブンスターメンソール
※ミニマル マールボロミディアム
※金丸 マールボロライト
※白ラー ラークマイルド(nocturneさん)
※丸金 マールボロライト(tommyさん)
※ヤニクラ 煙草喫ってクラクラ(footballさん)
追加分です。ありがとうございました。(2002・9・26追記)
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No11: ラッキーストライクのあれこれ
一度みたら忘れないデザインの煙草。
この煙草は1917年今とは異なり緑の地に金色の縁の着いた赤丸デザインとして
発売されました。その後1942年現在の白地に変更に成りました。
名前の由来は1800年代ゴールドラッシュ(金鉱掘り当て)の時代さかんに使われたフレーズで
アメリカの俗語「大当たり」を意味しています。
デザインは製品名に関連して「標的」を意味する物です。
★作家の故開高健氏はげんを担いで、釣りに行くときは必ずラッキーストライクを持参したと言う
有名な話があります。
★うわさ話。1年前までのパッケージの横に有ったインディアンのマークは顔の部分を
下に向けると家が爆破されている絵になる。(隠し絵)の様だ、と。(今のはそこまで見えません)
資料館参照
★ラッキーストライクのデザイン変更を担当したのは「商業デザイナーの父」と呼ばれる
アメリカのレイモンド.ローウィー氏。
彼は日本の「ピース」のデザイン変更をも担当しており、それによって売上が
前年の3.5倍にも伸びたそうです。(でも破格ともいえるデザイン料を払ったらしいでーす。)
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