第1章
「理想的な音? よい音楽? への探求」
原則は、常に大変重要です。
「良い音」と言う表現がありますがいったいどういった物なのでしょうか?
天国で奏でられるような音を私たちの心の中で再現する?否、現実に空気振動として
再現することこそがオーディオシステムに求められる部分なのです。
演奏がソフトウェアなら、システムはハードウェアで、そのハードウェアのすべてに
ユーザーは責任を持つということです。
それは大きな感動を与え、魂を揺さぶり、涙させる(事があるかもしれません・・笑)。
僕は残念ながら演奏家では有りません
(もてたい一心でしばらくチャレンジしていましたが・・・挫折)
奏者の到達(倒錯?)している精神的な世界を感じることはできそうです。
さてこの理想的な音(精神的な部分も含めて)をわかっていると悟らないと、
いつまで経ってもいい音には出会えないようです。
ハードウェアを比較する際に初めは、どの音も同じに聞こえるものですが、
そのうちにかなりの差を感じるようになります。
そうなるとそれは、深みへの第一歩、道のりはまだ始まったばかりです。
もっとも自分が気持ちよく聞ける音になっていればそれが一番です。
気持ちいい音というのはふとしたときに思い出したように聞こえる、
そして普段は気にしなければ雑音にもならないような音です。
次回はレコードについて。
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